犬の保険料の相場は、月額1,000円台〜5,000円台がひとつの目安です。ただし、年齢や犬種、補償割合、通院を補償するかによって大きく変わり、シニア犬や補償範囲の広いプランでは月額1万円を超えることもあります。
保険料は一律ではないため、「犬の保険は月いくら」と考えるより、必要な補償を決めて見積もりを比べることが大切です。
犬の保険料は月額いくらが目安?
犬の保険料の大まかな目安は、次のとおりです。実際の金額は保険会社、犬種、年齢、補償内容によって異なります。
| プランの傾向 | 月額の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 補償を限定したプラン | 1,000円台〜 | 保険料を抑えつつ、大きな治療費に備えたい人 |
| 通院・入院・手術を補償する一般的なプラン | 2,000円台〜5,000円台 | 日常の通院から手術まで幅広く備えたい人 |
| 補償割合が高いプラン | 5,000円台〜 | 自己負担をできるだけ減らしたい人 |
| 高齢犬・大型犬など | 5,000円台〜1万円超の場合もある | 年齢や犬種による保険料上昇を受け入れて手厚く備えたい人 |
上の金額は保険商品の公式な平均額ではなく、保険料を検討するときの概算です。加入前には、犬の年齢や犬種を入力した個別見積もりで確認してください。
犬の保険料を左右する5つの条件
1. 犬の年齢
一般に、年齢が上がるほど病気やけがのリスクが高くなるため、保険料も上がる傾向があります。加入時の保険料だけでなく、更新後に年齢区分が変わったときの金額も確認しましょう。
高齢になってから加入しようとすると、加入年齢の上限にかかったり、特定の病気が補償対象外になったりする場合があります。すでに治療中の病気や過去の傷病がある場合は、加入できるかどうかも商品ごとに異なります。
2. 犬種や体の大きさ
犬種によってかかりやすい病気や治療費の傾向が異なるため、犬種別に保険料が設定されることがあります。大型犬と小型犬で区分が分かれている商品もあります。
同じ年齢でも、犬種や体重区分が違うと保険料が同じとは限りません。ミックス犬の場合も、申込時に必要な犬種や体重の扱いを確認してください。
3. 補償割合
補償割合とは、補償対象となる治療費のうち保険会社が支払う割合です。たとえば補償割合70%なら、対象となる治療費の70%が補償され、残り30%は自己負担になるのが基本です。
補償割合が高いほど自己負担は減りますが、保険料は高くなる傾向があります。
- 補償割合50%:保険料を抑えたい人向け
- 補償割合70%:保険料と補償のバランスを取りたい人向け
- 補償割合90%など:自己負担をできるだけ抑えたい人向け
ただし、補償割合だけで比較すると、年間の限度額や1日あたりの上限を見落とすことがあります。
4. 補償する診療の範囲
犬の保険には、主に次のような補償範囲があります。
- 通院・入院・手術を補償するタイプ
- 入院と手術を中心に補償するタイプ
- 手術など高額になりやすい治療に絞ったタイプ
通院まで補償するプランは、補償範囲が広い分、保険料が高くなりやすい傾向があります。一方、手術中心のプランは保険料を抑えやすいものの、日常的な通院費は補償されないことがあります。
5. 年間限度額や免責金額
年間限度額は、1年間に保険会社から支払われる保険金の上限です。免責金額は、治療費のうち契約者が必ず負担する金額を指します。
たとえば免責金額が設定されている場合、少額の通院では保険金を受け取れないことがあります。月額保険料だけでなく、次の項目を同じ条件で比べてください。
- 補償割合
- 通院・入院・手術の補償対象
- 1日あたり、1回あたり、年間の限度額
- 免責金額の有無
- 保険金の請求方法
- 更新時の保険料や継続条件
保険料の計算例
仮に、月額3,000円の保険に加入した場合、年間保険料は次の計算になります。
3,000円×12か月=36,000円
月額5,000円なら、年間では5,000円×12か月=60,000円です。ここに、補償対象外の治療費、免責金額、保険金で補償されない自己負担分などが加わる可能性があります。
このため、保険料だけで家計への影響を判断せず、「毎年いくら払うか」と「治療費が発生したときにいくら自己負担するか」を一緒に確認する必要があります。
安い犬の保険を選べばよいとは限らない
保険料が安い商品には、補償範囲が限定されている、年間限度額が低い、免責金額があるなどの理由が考えられます。安さだけで選ぶと、必要な治療が補償対象外になることがあります。
一方で、補償が手厚いほどよいとも限りません。毎月の保険料を無理なく支払えるか、貯蓄で対応する部分をどこまで残すかを考えて選ぶことが重要です。
犬の保険料を比較するときの手順
- 犬の年齢、犬種、体重を確認する。
- 通院・入院・手術のうち、必要な補償範囲を決める。
- 補償割合を決める。
- 年間限度額、1日あたりの上限、免責金額を確認する。
- 月額保険料を12倍して、年間保険料を計算する。
- 更新後の保険料、加入年齢の上限、更新条件を確認する。
- 過去の病気や現在の治療が補償対象外にならないか確認する。
見積もりを比べるときは、同じ補償割合だけでなく、通院の有無や限度額までそろえると違いを判断しやすくなります。
犬の保険料は何歳から高くなりやすい?
保険料が上がる年齢や上がり方は、保険会社や商品によって異なります。一定の年齢区分ごとに上がる商品もあれば、更新時に保険料が変更される商品もあります。
そのため、加入時の月額だけを見て「ずっとこの金額」と考えるのは危険です。見積もりや重要事項説明書で、年齢ごとの保険料と更新後の条件を確認してください。
犬の保険料の相場を判断するポイント
犬の保険料は、月額1,000円台〜5,000円台がひとつの目安ですが、年齢や犬種、補償内容によってはそれ以上になります。
まずは、愛犬の情報で複数の見積もりを取り、年間保険料と補償上限を比べてください。月額の安さだけでなく、「どの治療が、いくらまで、どの条件で補償されるか」を確認することが、自分に合う保険を選ぶ判断材料になります。







